許すことと忘れること

未分類

私は、自分に嫌なことをしてくる人をシャットダウンしてしまう癖がある。例えば、否定ばかりする人や小ばかにしてくる人がいたら、自分からは連絡は絶対にしないし、なんなら連絡先も消してしまう。ただし、挨拶は笑顔でする。関係が悪化しすぎると神経を使うからだ。そうして表向きに八方美人を続けていても、関係が改善することはほぼない。嫌なことがあると、苦手意識が心にあって、きっとその苦手な感情がきっと相手にも伝わってしまっているからだと思う。以前は、なんでこんな嫌な人が周りに多いのだろうと思ってしまっていた。最近は自分に問題があると、感じている。
 私の小学校高学年の息子は、その場の空気がよめない性格である。たぶん、嫌なことをされても気づかないし、気づかないうちに相手にしつこく接してしまっていることもあるだろう。いつも考えなしにすごしていそうなそんな息子が、一か月間も友達関係でひどく落ち込んでしまったことがある。いじめといっても良いような内容で、その内容をきいて、わたしはその相手を一生許せない気持ちになった。そんなとき息子は、その友達の悪口を言わず、自分の悲しみを話すだけだった。私は、相手にしなければいいとアドバイスを送った。優しくしてくれない子とは遊ばなくていいと。しかし、息子は息子なりに、相手を嫌うということをせず過ごしていたのだと思う。今はクラスの友達と分け隔てなく、その相手の子を含めみんなと仲良くできている。あんなに悩まされていたことを忘れてしまっているかのように!私は一生忘れないだろうけど!本当にすごいことだと思う。
 最近見たムーミンのアニメで、ミムラ婦人が「大切なのは許すことと忘れること」と言ったセリフが私の心に残っている。私は嫌なことをされると、忘れることができず、許すことができない。しかし、息子は、嫌なことがあっても、しばらくしたら忘れ、相手を許すことができている。子供だからできることなのか、大人だからできないことなのか。息子だからできるのか、ひねくれた私だからできないのか。とにかく、私は人づきあいが苦手な方だけど、「許すことと忘れること」を心に留めておこうと、ミムラ婦人と息子をみて反省した。

タイトルとURLをコピーしました